わたしが偶然居合わせた時だけでも、いろんな人が観に来ている、マームとジプシー『あ、ストレンジャー』。こうして人に会えるのはちょっと嬉しいもので。例えば死地を潜り抜けたカトリさんは、痩せて精悍な顔つきになっていた。生きててよかったなあ。
3日目の夜に、2回目を観た。初日とはまた違う感触があった。感情の蓋が少しひらかれた感じ。だけどエモーショナルな部分が宙吊りであるのは変わらない。この、吊られたままの時間の中で様々なことが起こっている。嬉しいお客さんもあり、終演後は「だるま」で飲んだ。
最終日、の今日。マチネが終わって、とあるお二人と周辺を散歩した。清澄白河はなかなか面白い町だった。二人を駅で見送って、公園でしばらく日なたぼっこをして、今。あとワンステージで終わる。またどこかでぜひ再演してほしい。あるいはこうゆう、少人数で60分くらいの小品シリーズをまたやってほしいなあ。思いのほか、出会いや、刺激的な様々を生んでいる。公演ってのはなんともミラクルですね。
そんなお前は何者だってことなんですけど、今回はちょっと企画時から関わっているのです。結局はただの飲み友達的なことなんですが。
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あと今日は、F/T11公募プログラムの国内団体のラインナップも発表された。なかなか元気のいい連中(笑)もいるし、かなり魅力的な顔ぶれ。東京再興のひとつの狼煙になってほしいなと思います。